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ケンタ先生の健口豆知識

皆さん「子どもの歯並び治療(小児矯正)」という言葉を聞いたことはございますでしょうか。
今回は小児矯正とはどのようなものか。その内容と特徴についてお話ししていきます。
そもそも歯並びや噛み合わせの問題はなぜ起こるのでしょうか。
多くの場合、「歯が並ぶ土台である顎のサイズと歯のサイズのアンバランス」か、「上下の顎のアンバランス」によって起きてしまいます。
つまり顎の成長が歯並びに大きく影響しているため、小児矯正では良好な成長を促すことで、顎の成長の問題を解決していくことを目指していきます。
近年、顎の成長不足は単に歯並びを崩してしまうだけでなく、気道の狭窄、口呼吸やイビキ・顕著な歯ぎしりなどをはじめとする見逃されがちな睡眠障害を通して障害にわたって全身健康のリスクとなることがわかっています。
そして、顎の小さい子供の割合は増加傾向にあり、問題視されています。
ここまで小児矯正の概要や顎の成長についてお話ししてまいりましたが、歯を並べるということだけを考えるのであれば、経過を見てから顎の土台に合わせてという考え方が短期間でより確実性があり、理にかなっているかもしれません。
しかし、歯並びの問題を顎の成長不足の一症状として捉え、顎の成長を促すことで生涯の健康を育むことを考えるのであれば小児矯正は非常に重要であると考えます。
もし顎の成長不足を「様子を見ている」のであれば、成長期という健康な成長のチャンスを逃してしまうため、歯列の問題や顎の小ささに不安を抱えている方はご相談していただくことをお勧めいたします。



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